なんてことない、人生

ひとりの人間のなんてことないまいにち

出会いとメロンパン

 

今日も天気のいい日。

 

目覚めてから軽く掃除して

出かける支度をする。

 

女の子?女性?

この年齢ってどっちが相応しいのか

人によって違うと思うけど

準備するのに時間がかかってしまうのは

本当に不利だと思う。

 

化粧して髪の毛巻いて歯磨きして

今はトータル1時間くらいといったところ。

昔の自分ならどんなけ時間かけてんのって

突っ込みたいほど馬鹿だった。

2時間は支度に時間を費やしてたな(笑)

 

それに比べて男の人は

化粧とかしなくていいから羨ましい限り。

外へ行こうと気分高まっても

この準備するやる気がなくなると

外へ行くことが面倒になる。

 

とはいえ

今日は外へ出かける目的が

しっかりとあったため

家のドアを開けるまで早かった。

 

 

嫌いな電車。

 

誰も見てやしないだろうけど

なんだか視線を感じてしまうのと

人がたくさんいる狭い空間が嫌い。

 

いつも通り耳にイヤフォンつけて

大好きなオルタナバンドの

音楽を聴きながらiPhoneをガン見。

 

目的の場所へは電車で10分くらいで

気付けばあっという間に着いている。

それこそどこからこんなにも

たくさんの人々達が集まるのかと思うほど

人で溢れかえっている繁華街。

 

若い女の子グループ

イカしたファッションのカップル

かわいい装いをした子供連れの家族

新聞広げて座ってるおじさん

お喋りが止まらないおばさんたち

休日なのにスーツを着てる背の高い男性

 

様々な人が自分の進みたい方向へ

四方八方に足を進め歩いていく。

自分も目的の場所へ颯爽と歩いていく。

人混みが大嫌いなだけに早歩きで

うまく人をすり抜けていくものの

密集しすぎて鞄がぶつかってきたり

スマホを眺めてスローペースで歩く人が

目の前を歩かれると弄っとしてしまう。

 

 

そんなこんなで早く歩いているからか

少し汗ばみつつも目的の場所がある館内に入り

エスカレーターで上へと上がっていく。

 

 

その場所は何度か来たことはあったが

かなり久しぶりだったもので

エスカレーターから降り目の前に広がった空間は

さっきの騒がしい空間と違ってなんとも落ち着く。

 

 

お目当があったわけではなく

ただ自然とこれだというものに

惹かれたかった。

 

店内を歩いては立ち止まり

また歩いては立ち止まる。

 

 

色んな種類のたくさんの数があって

迷ってしまいながらも

気になったものは少し開いてみたり。

 

選ぶ基準はないけど

中身はもちろん大切で

最後まで心を離さない、終わったあと

まるで自分がそこにいたかのような

そういうのが好き。

あとは誰も想像がつかない展開で

裏切られていく感じとか。

 

あと結構自分の中では大事で

中身よりビジュアルに惹かれてしまい

つい手を伸ばすときもある。

ビジュアルは好みでも

つまらないものだったことはまだない。 

 

 

 

そうこうしていると広いワンフロアの店内を

3周は歩いて回っていた。

 

 

そこで出会った一冊の本。

気になって手にとり少し読んでみた。

 

自分の好きな感じだ

先がどうなるのか読みたい

 

と思いレジに持って行った。

ずっしりとした重みがあるけど

大きさはちょうどよく

表紙のタイトルは

キラキラと反射している。鏡のように。

 

「かがみの孤城」辻村深月

 

 

 

なんとも気分良く心弾ませ家へと引き返す。

 

起きてからここまで何にも食べておらず

帰り道スーパーへ寄った。

 

家に着きさっき買ったばかりの

おおきいメロンパンを

お腹を空かせた子供のように

口いっぱいに頬張った。

 

何かもかも自分の好きなこと以外

ほんの一瞬メロンパンが忘れさせてくれた。